2021/04/01
僕がエンジニアになったきっかけ
新卒でエンジニアとして採用されて今日から働くことになったので、今までを振り返る自分語り記事です。とはいえしばらくは研修なので入社エントリーは配属後にでも書こうと思います。
近所を散歩していて見つけた桜とあおぞら
パソコンとの出会い
僕は1999年生まれで、物心ついた頃からPCやインターネットが日常的にあるデジタルネイティブと言われる世代です。初めて触ったPCは僕が幼稚園生のときに父親が買ったWindows98のPCです。このときは少しゲームを触ったくらいで、ものすごく興味を持ったわけではありませんでした。
そして、WindowsXPがくると同時に僕の家にもインターネットがやってきました。ヤフーキッズなどで調べ物をしたりしましたが、「便利なものだなぁ」くらいで特に何も思いませんでした。
本格的に触り始める
僕が小学生になったころには、学校にもコンピュータ室が出来ており、1人1台のデスクトップが使える環境が整っていたので調べもの学習やタイピング練習をしたような気がします。
また、小学校のクラブ活動では他にやりたいことがなかったというのもあり、コンピュータクラブに所属しました。ここではパワーポイントでプレゼンを作ったり、ちょっとしたアニメーションを作りました。 このときにファイルの概念やパソコンの基本操作をなんとなく習得しました。
一方、アメーバピグやMMORPGなどオンラインで同時に遊べるゲームが流行り始めたので、放課後に友達と遊んだりしていました。アメーバIDを持っているとアメブロが使えたので、少しブログも書いたりしていました。これが、僕の初めてのインターネットでの情報発信です。(黒歴史なのでもちろん削除済み…)
また、この頃にMP3プレイヤーを買ってもらったので音楽をダウンロードしてみたり、フリーソフトをインストールして使ってみたりと色々と試していました。
初めてのHTML
中学生の時にとある掲示板サービスを使って専用掲示板を立ち上げました。 この掲示板サービスがHTMLとCSSを自由にカスタマイズすることが出来たので、図書館でHTMLとCSSの本を借りてきて見様見真似でコードを書き換えていました。まだ、英語もよく分からず、四苦八苦していましたがこの体験が楽しく、高専の電子情報工学科へ進学することにしました。
インターネットに感動した話
高専生になってから本格的にプログラミングを授業を通して学びました。 このときは「プログラミングといえばWindowsなどのデスクトップアプリ!」というイメージがあったので、JavascriptでWebを制御するみたいなことは全く興味がありませんでした。
高専3年生のときにデータベースの授業があって、そこで成果物を作る演習がありました。Accessなどを用いて簡単なデータベースを使うだけの課題でしたが、個人的にMySQLが触ってみたいという欲求があったので、周りがやっていない中PHPで簡単なCRUDアプリケーションを作りました。高専では課題が多い時期があったため、なんの課題が出ているか把握しづらくなるという問題に直面していました。そこで、誰かが教科や締め切り日を登録すれば、クラスのみんなが見れるというようなアプリケーションです。開発環境はXAMPを用いていました。
そして、これを実際にデプロイしたいと思いQiita等で色々な情報を見ていると、AWSが流行っているというのを目にしました。また、その頃AWSが学生向けに3万円のクーポンを配布していたこともあり、デプロイ先はAWSのEC2にしました。今考えるともっと簡単にデプロイできるPaaSがあるだろと突っ込みたくなるのですが、当時の自分はLinux経験が豊富なわけでもないのにLAMPを構築することがかっこよく見えたので四苦八苦しながら、設定しました。
このとき、EC2でVMを起動してSSHで接続して、Apacheの設定ファイルを書いてIPアドレスにアクセスすると、自分が書いたファイルにアクセスできる!!!!!!ってすごく感動したのを覚えています。ネットワークの知識も少しついてきたので、「インターネットって世界中を相互に繋いでいるすごいネットワークなんだなぁ」とこの時初めて気が付きました。(データセンターがアメリカのオレゴンだったのもあり余計に世界スケールで感動しました。)
この体験がWeb開発というものに本格的に興味を持ったきっかけです。
この後はDockerを使ってみたりGoを触ったりとバックエンドよりのことをやっていました。
使いにくいサービス達…
日頃からオンラインショップやホテル予約サイトを使っていると、使いにくいものがあるのに気が付き始めました。 例えば、某R社のホテルの予約サイトで期間、エリア、予算の絞り込みをしてホテルを探したかったのですが、なぜかうまくいかずサイト内をぐるぐる回っているような状態でものすごくストレスでした。R社はポイントが魅力的だったのですが、結局このときは他のサービスを使いました。こうした体験からサービスの使い勝手やUIデザインに興味を持ちはじめました。
使いにくいWebサービスやアプリを見かけると何でこんな作りになっているのだろう?と立ち止まって考えるようになり、自分でもっと使いやすいサービスを作りたいと思いUIに近いフロントエンドやデザインの勉強を初めます。 フロントエンドはVue.jsがしっくりきたのでNuxtでJAMStackなサイトを作ったりTypeScriptやAtomicComponentを導入したり業務を見据えて勉強をしました。
デザインに関しては入門書を数冊読んでFigmaがちょっと使える程度なので、まだまだですが、将来的にはデザインエンジニアみたいなキャリアも良いかなーと思っています。
エンジニアが人気らしい
最近ではエンジニアが小中学生の人気ランキングトップに入っていたり、給与や環境が良い?という話を聞いてキャリアチェンジで未経験で転職をする人が多いそうです。
ただ、僕の場合は興味があることをやっていたらその延長線にWebエンジニアという職業があったというのが僕がエンジニアになった理由です。 「好きこそ物の上手なれ」ということわざもありますが、Webサービス開発が楽しいと感じているので、この初心を忘れずに仕事をしていきたいと思います。
長くなったので、他の話はまた今度書きます。